大阪府立大学の今井佐恵子教授は血糖値の上昇に食事の順番が影響することを研究した第一人者。
まず野菜を先に食べ、続いてたんぱく質のおかず、最後に炭水化物のご飯やパンの順で食べたほうがいいことは、いまや多くの人に認知されている。
ただ単調な野菜では職が進まない人もいる。
5月に元祖食べ順、野菜から食べる美味しいレシピという本が刊行される。
食事の最初のメニューとしてカレー風味のキャベツの浅漬や、こんにゃくステーキなどを紹介している。
食後の血糖値が異常に高まると、糖尿病を招くだけでなく、心筋梗塞や脳卒中のリスクともなる。
血糖の変動幅も大きい場合は動脈硬化を進行させるだけでなく、最近では認知機能の低下を引き起こすとのデータも出ている。
糖尿病患者がどうしてもお菓子やスイーツを断ち切れない場合の最適な時間を調べることで、昼より3時がいいという研究結果が出た。
メタボや糖尿病予備軍の人は夕食後の間食も控え、間食を取るなら夕食時よりも午後の3時代に一本化したほうがいと今井教授はアドバイスする。
間食は食事時間と切り離した分食にするほうがいいことが示された。
食べ順については、嫌いな野菜などを残しがちなので、先に食べるいい理由になる。
午後3時のおやつは昔からの知恵なんだなと思いますね。
よく エネルギーは朝一番多くとったほうがいいとされます。
朝に多く食べると、朝から昼、夕方までの日常活動でカロリーが消費されるからです。
夜に食べると、後は寝るだけなので、消化されず胃に残って胃もたれしたり、寝ている間に胃が活発に動き、寝ているのに疲れるなど、健康にはよくありません。