血糖値を正常値に下げる方法

糖尿病とそうでない人の違いとは?

気になる判断基準は糖尿病の診断ガイドラインによれば、
血液検査で過去1〜2ヶ月の血糖値の平均値を示す
HbA1cが6.5以上、
空腹時血糖が126以上
の両方を満たせば糖尿病です。

どちらか一方が基準を超えた場合には再検査をし、繰り返し異常なら糖尿病と診断します。

空腹時血糖の正常範囲

空腹時血糖が110以上126未満は正常範囲ですが、正常高値とも呼ばれ、すでに糖尿病であったり、糖尿病予備軍がここに含まれています。

基準値から糖尿病と診断される空腹時血糖が126以上の人が全員糖尿病かというとそうでもありません。
130ぐらいあってほっておいても対して進まない人も多くいます。
糖尿病か糖尿でないかを血液検査の数値だけで決めることはできないのです。
この基準はあくまでも簡単に測る事ができる血液検査を利用した便宜上のものです。

糖尿病とそうでない人の決定的な違い

明確に区別するとすれば合併症を起こすか起こさないかです。
糖尿病には様々な合併症があり、目や腎臓や神経、さらには心臓や脳や手足の血管に多くの病気を引き起こします。
ほおっておくと将来合併症を引き起こす人が糖尿病で、起こさない人は糖尿ではないというのが違いです。

空腹時血糖やHbA1cが基準値周辺で異常を指摘されても、10年たっても大丈夫な人もいれば、5年で合併症が起こる人もいます。
どちらになるかは神のみぞ知るなのです。

ですから、治療をしないで様子をみるのも必ずしも悪い選択肢ではないです。
糖尿病の専門医はこうは言いません。
ですから、かかりつけの主治医の先生の臨床経験の意見を聞いて向き合うのをお勧めします。
やっぱり治療するとお金がかかります。
できるだけお金をかけずにすむならそうしたいものですね。