血糖値を正常値に下げる方法

HbA1cの読み方

糖尿病になるとHbA1cは上昇します。
HbA1cの値が糖尿病合併症の発症・進展と密接に関与することがわかっているため臨床上きわめて有用な指標になっています。

HbA1cの読み方はエイチビーエーワンシーです

糖代謝が正常に行われているかどうか把握するためには血糖値そのものを測るのもいいですが、 血糖値は食事摂取により値絵が変動するので1日に何回も測定しなければ糖代謝状態がよくわかりません。
(糖尿病患者の血糖測定器を使ったBSチェックが1日複数回行われるのはそのためです)

HbA1cは、1回の採血だけで糖代謝状態を把握するために開発された指標です。
ヘモグロビンの寿命が120日、半減期が60日なのでHbA1cは過去1〜2か月の平均の血糖値を反映します。

血糖コントロールができているかどうかの確認として、 通常毎月1回、血糖が安定した状態では2〜3か月に1回測定します。
基準値は、HbA1c(NGSP)≧6.5%です。

血糖コントロール指標と評価

HbA1cの値が6.5%未満の場合は糖尿病合併症の発症・進展は起こりにくいですが、 8.0%を超えた状態が続くと起こる可能性は高くなります。
HbA1cは貧血で赤血球の寿命が短くなっているときは低値を示します。