血糖値を正常値に下げる方法

教育入院で血糖値を正常に戻す

自覚のない糖尿病との付き合い方を学ぶ糖尿病の教育入院は日本で300施設で行われている。

糖尿病の教育入院とは

食事と運動を入院中に体感して自宅に帰ってからうまく治療ができる。
そのパターンを作るのが目的の入院です。
糖尿病の診断は一般的に空腹時血糖値、ヘモグロビンA1c(過去1〜2ヶ月の血糖値の平均)を見ます。

糖尿病と診断されるボーダーライン

糖尿病と診断されるボーダーラインは空腹時血糖が126以上、HbA1cが6.5以上となっています。
教育入院で血糖が200〜300あった方が100ぐらいになるそうです。

食事と運動を2本柱としたプログラム

持ち物は運動靴、歯ブラシ、茶碗。
自分の茶碗で適量を目で覚える。
一食ご飯150グラム。

1食のご飯の量の目安(糖尿病の場合)

身長 ご飯量
150cm 100g
160cm 125g
170cm 150g
180cm 175g

全部予防として書く。
ゆっくりよく噛んで味わって食べると満腹感が得られる。

食事のポイント

食事はバランス重視で塩分量は控えめに、野菜は1日350グラム以上摂るようにする。生野菜は両手1杯、加熱した野菜は片手1杯程度。
野菜から先に食べると食後血糖値の上昇が緩やかになるのでおすすめ。

運動療法のポイント

運動は糖をエネルギーとして筋肉を動かすため、血液中に溢れた糖を消費する。
つまり筋肉を使えば血糖値を下げることができるのです。

ウォーキング=有酸素運動。
筋トレの無酸素運動で筋肉を大きくする。
2つをつづけることで、血糖値が下がりやすい体になる。
食後1〜2時間の間に運動をすると血糖値を下げることが出来ます。

糖尿病の95%が2型糖尿病といって、生活習慣に問題がある人が多い。 初期であれば食事や運動をしっかりすることで改善できる。 ですがHbA1cが8%以上になると薬を使わないと下がらない。 一型糖尿病は膵臓にあるインスリンを作る細胞が破壊されるためインスリン分泌されなくなる。 特殊なタイプの糖尿病は初めからインスリンが必要です。