早期インシュリン注射の導入で膵臓は回復するらしい
症状を出さない重大疾患の病気の代表が糖尿病。
何もいわず、苦痛を訴えることなく衰えていく臓器が膵臓です。
気付いたときには取り返しの付かない手遅れになっているのです。
兵庫県尼崎市 糖尿病専門 池田病院 池田弘毅
HbA1cが6.2以上だと糖尿病と疑われる数値です。ですから
これを大幅に上回る検査結果がわかった場合、糖尿病の教育入院などを経験するわけですが、糖尿病の専門病院では、いきなりインスリン注射を行うと言うのが夕刊フジにのってました。
膵臓の負担をさげて回復を促す治療のようです。
インスリンは自分でお腹などに注射を打って、血糖を無理やり下げる注射です。
インスリン注射の導入は最後の手段だと思われがちですが、
医師の説明では、糖尿病の早期でインスリンを使うことで膵臓の機能回復を助け、いずれはインスリンを使わなくてもイイケースもあるとの事です。
インスリンは一度うちはじめたら死ぬまで打ち続ける治療だと思い込んでいたのでびっくりしました。
この早期インスリン注射は、食事療法、運動療法を続けてHbA1cの値を見て、止めることが目的のようです。
糖尿病は知らずに放置すると、糖尿病壊疽や網膜症失明、動脈硬化から命を落とす危険性もある病気なので、早期治療は注目されますね。
学生時代と比べて運動量が減っているのに食べる量は減りにくく、肥満になりやすい環境が整います。
糖尿病は自覚症状がないこともあり、しらないまま病気になっているケースもあります。
高血糖による悪循環を打ち切るために、高血糖状態が持続しているとわかったらまずは疲弊している膵臓の機能を回復させる必要があります。
そのために早期にインスリンを導入してすい臓を休ませることが大事。
さらに適切な薬物療法を組み合わせて状態は好転し、
体重が減ればそれだけすい臓の負担も減り、改善をみこめるというものです。
インスリンの注射治療は最後の手段ではなく、
早期発見、早期治療の過程の治療に使えるとわかる記事でしたね。