インスリン分泌低下とインスリン抵抗性により高血糖が持続した状態を糖尿病と言います。
2012年の調査では、糖尿病の可能性が高い人は日本で950万人と推定されています。
血糖値が300〜400mg/dLに上昇すると、グルコースが腎臓から大量に排泄され(尿糖)、脱水状態になります。
この結果、口の渇きや多飲、多尿、体重減少などの高血糖症状が出現します。
このような状態ではHbA1cの値は10%以上になっています。
血糖値が200mg/dL程度の上昇にとどまっていれば高血糖による自覚症状は起こりませんが、
このような状況が数年間持続すると、糖尿病神経障害、網膜症、腎症、動脈硬化などが発症し、進展しQOLが低下します。